「車両保険」と「車両危険限定」の違いは?

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「車両保険」と「車両危険限定」ってなに?

自動車保険には「車両保険」と「車両危険限定」の2つのタイプの任意保険の種類があります。「車両保険」と「車両危険限定」の違いは補償される事故の種類の範囲の違いにあります。事故の種類の範囲の違いって言ってもよくわからないですよね。でも安心して下さい。最初から丁寧にわかりやすく解説していきます。

車両保険とは

衝突、接触等の事故によりご契約のお車(定着または装備されているもの、固定されているもカーナビ、ETC車載器などの付属品を含む)に損害が生じた場合に補償されます。

【保険金が支払われる条件】

①衝突・接触等の事故により契約中の車に損害が生じた場合に
②損害の額(修理費等)から免責金額を差し引いた額(全損の場合は免責金額を差し引かない)
③保険金額を限度に支払われます

(免責金額:事故が起きた際に、お客様が自己負担しなければならない金額のことです)
(全損:①車が修復不可能なまでに損害を受けてしまった場合 ②車が盗難に遭って発見できない場合 ③修理費が車両保険の保険価額以上になってしまった場合の3つを指します

実際に負担した下記の④⑤の費用も合わせて支払われます。

④運搬費用
契約中の車が自力で移動することが出来ない場合に、損害発生地から修理工場まで運搬するためにかかった費用、またはこれらの場所まで運転するために必要な仮修理の費用(保険金額の10%または30万円のいずれか高い額が限度)

⑤盗難引取費用
盗難にあった契約中の車を引き取るために必要であった費用のうち、運搬費用以外の費用(保険金額の10%または30万円のいずれか高い額が限度)

(※上記の④⑤の保険は始期日が平成27年9月30日以前契約では、保険金額の10%または15万円のいずれか高い額が限度)

【保険金が支払われない場合

①タイヤの単独損害
・パンクだけでなく、アイスピックのようなものでタイヤを刺されたようなケースも支払対象外
・ただし、盗難、火災が原因のタイヤ単独損害または車両が同時に損害を被った場合は支払い可能
・タイヤがバーストして制御不能となり壁に激突してフェンダーを破損した場合においては、タイヤのバーストが先行して発生しており、フェンダー破損は後発損害といえることから、タイヤの損害は他の部分(フェンダー)との同時損害とはいえず、支払対象外
②保険契約者・車所有者等の無免許・酒気帯び運転、麻薬・危険ドラッグ等の影響下での運
③取り外された部分品等の損害(付属品じゃないため)
④欠陥・さびその他の自然消耗、故障損害
⑤自然災害(地震・噴火・津波)
⑥詐欺・横領
⑦違法改造部分等に生じた損害
⑧競技・曲技等によって生じた損害
⑨保険契約者・車所有者等の故意・重大な過失によって生じた損害
⑩国・公共団体の公権力の行使

「車両保険の免責金額」について

免責金額とは、支払い保険金の計算にあたって損害の額から差し引く金額で、お客様に自己負担していただく金額の事をいいます。なお、全損や全部盗難の場合、また運搬費用や盗難費用からは免責金額は差し引きません。設定方式には「定額方式(事故の回数に関わらず同額)と「増額方式」(0・10万円、5・10万円など二回目以降のほうが高い金額)」があります。

「車対車事故免責ゼロ特約」について

車同士の事故の場合、車両免責金額が設定されていても、差し引かずに車両保険金が支払われる特約です。

【車対車事故免責金額ゼロ特約が適用される条件】

①契約中の車と相手自動車との衝突・接触事故による損害(ただし、相手自動車およびその運転者または所有者が確認できた場合に限る)
②差し引かれるべき免責金額が5万円の場合(免責金額増額方式2回目の事故で免責10万円となる場合は適用されない

車両危険限定とは

車両保険の補償の対象となる事故の範囲を限定し、「相手自動車との衝突・接触事故」および「火災・爆発・盗難・いたずら等の車の走行が原因でない事故」に限り、車両保険が支払われます。

(注)相手自動車について次の2点の情報を知っておく必要があります。
①登録番号もしくは車台番号
②運転者または車所有者(氏名・名称、住所、連絡先)

【車両危険限定が適用される範囲】

事故形態 一般車両 車両危険限定 車両危険限定(A)
電柱・ガードレール・壁等に衝突
動物との衝突・接触
転覆・墜落
自動車以外との接触

(自転車・人等に接触)

 ☓
あて逃げ  ☓
車対車の衝突・接触  ☓
車の積載物との接触
いたずら(ブロックを投げつけられた・鍵を壊されたなど)  ◯
落書き(明らかに「書かれた」「描かれた」と判断できる状態)  ◯
火災・爆発  ◯
窓ガラスの破損  ◯
台風・竜巻・洪水・高潮  ◯   ◯
騒擾・労働争議  ◯
物体の飛来(飛び石)・落下  ◯

まとめ

いかがでしたか?「車両保険」と「車両危険限定」の違いがわかりましたか?「車両危険限定」に入っておくのはもちろんいいですが、出来れば「車両保険」に入っておくのが補償される範囲が広くなるので安心です。しかしその分保険料が高くなるので、自分のお財布とよく相談して契約するようにしましょう。

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